Night Walk

イギリス留学とSEとキャリア理論と

Feel Specialという神曲について

 

最近、毎日のように聴いてしまう曲がある。

 

TWICEのFeel Specialだ。

 

たまたま、TVで流れていて曲調が気に入りYoutubeで検索した。もともとTWICEは自分の"推しの推し"であり、私の親友からもおすすめされていたが、有名曲以外はそこまで知らず、ちょこっとだけ聴いたことがある程度の距離感だった。

そんな状態で、MVを見た。

www.youtube.com

 

見終わった後、気がつけばもう一度と、自然と再度再生をしていた。何度も何度も再生し、いつの間にか涙が流れていた。

曲調も最高だったが、何よりも「歌詞」が本当に素晴らしかった。

 

「世の中がどんなに私を座らせても、

 傷つく言葉で私を中傷しても、

 あなたがいるから私はまた笑う」

 

上はサビの歌詞の一部だが、この曲は全体を通して「自分が落ち込んだ時、世界からいなくなってしまいたいと思った時、"あなた"がいてくれて、笑いかけてくれることで、私は"特別な私"になれる」ということを歌っている。

この歌詞がダイレクトに胸を突いたのだ。軽い気持ちで聴いてしまったのが悪かった。マジで、大号泣案件だった。

 

久々に曲でこんなに泣いた。アラサーの涙腺、本当に弱すぎる。

自分でも訳が分からなかったが、1週間ぐらいずーっとFeel Specialだけを聴いていた。

 

そして、その後正気になって「なぜこの曲がここまで自分の胸に刺さったのか」を考えてみることにした。
一見、ありきたりな応援ソングに聞こえるかもしれないが、この曲は「曲調」「ダンス」「MV」「歌詞」どれをとってもSpecialであり、だからこそ、ここまで人の心を動かせるんだというのが、私が考えついた結論だ。

 

パワフルであり「Grils Power」を感じさせる演出

この曲は、一言で言ってしまえば「落ち込んだ時の応援ソング」である。巷にはそういう曲はごまんと溢れており、そんな曲の中でも心を動かせるものは一握りだと思う。

私がこの曲を特に「Special」に感じた理由は、落ち込みを表すかのような「暗さ」や「悲しさ」を一切感じさせない演出にあったと思う。

MVを見てもらえればわかる通り、アップテンポな曲調に合わせた激しめのダンス、イケイケな衣装、豪華なセットの中でこの曲は紡がれている。

歌詞を見なければかなりゴリゴリの曲のようにも感じるが、それだからこそこの曲の「強さ」を象徴しているように感じる。弱さを持った自分が、"あなた"のおかげで「強く特別な自分になれる」ということを高らかに歌いあげているのだ。

この演出により、決して、"あなた"に依存しているわけではなく、自分自身で立ってるからこそ感じる不安という風に歌詞を読み取ることが出来た。

自分の弱さを受け入れ、理解者と共に世間を生き抜いていかんとするパワー溢れる楽曲だからこそ、現代において共感性が高い楽曲になったのではないだろうか。

 

何十通りの解釈が可能な歌詞

私が一番この曲に心惹かれた理由は「歌詞」である。歌詞をじっくりみていくと、改めてJYP凄すぎると舌を巻いてしまうほど。

この曲はそもそも、TWICE自身がファンに向けて送った曲であるというのが定説らしい。「自分が落ち込んだ時にファンがいてくれるから特別になれる」というメッセージが込められているということも聞いた。

ただ、この曲は上以外にも様々な解釈が可能だ。特に"あなた"に対して、恋愛的な関係性を想像する人は多いかもしれない。ただ、この歌詞では一度も恋愛的なRelationshipを仄めかす内容は出てこない。これは「友情について」や「家族について」であってもいいし、「アイドルからみたファン」でもいいし、逆に「ファンからみた推し」でも上手く歌詞に当て込められる。

つまりは、聞いた人が「自分をSpecialにしてくれる人」を想像し、自分なりの解釈が可能なのだ。そこに本当に心底驚いた。歌詞が、うますぎる・・・!

私がこの曲を聞いた時に真っ先に思い浮かんだのは「推し」だった。推しに生かされていると言っても過言ではないオタクですらこの曲に共感できるというところがすごい。

自分が落ち込んだ時、元気にしてくれるものがある人は等しくこの曲に共感できるし、感動できるだろう。

 

 

しみじみと感動してしまい、久々にブログに書いてしまった。

ここまで語りたいと思った曲は久々で、自分でもびっくりしている。毎日聞いても飽きない名曲に出会えて、私は幸せ者です。Feel Specialにしばらく浸りたいと思う。