社会人の私が1ヶ月でTOEIC885点とった方法
はじめに
社会人でTOEICの点数を伸ばしたいという方は多いと思います。私もそうです。昇進に必要だったり、自分のアピールのために必要などなど、理由は様々。私自身TOEIC自体で英語ができる証明になるとは思っていません。ですが、TOEICは依然として日本企業では重宝される存在です。
今回は、そんなTOEICで、「とにかく高い点数を、なるべく時間の無い中でとりたい!」という方に向けた勉強法です。つまり英語ができるようになるための方法ではなく、TOEICのスコアをあげるだけあげるための方法です
私自身、この勉強法を1ヶ月、平日は30分だけ実施してTOEIC本番に挑みました。結果、以前の点数から50点プラスの885点を取得することができました。
では、さっそく今回の自分の勉強法について説明していきます。
(英語ができるようになりたい!という方には、こちらの記事も参照してください)
1. アプリを最大限活用する「abceed」
スキマ時間で学習するにあたって、アプリを有効利用することはとても重要です。私は平日は1日30分を目標に勉強していました。
その中で出会ったのが、「abceed」です。
初回3日間は無料で使えて、そのあとは料金が発生します。料金体系もいくつかに分かれていて、年額で支払うと一番安く、月額で払うと一番高くなりますが、今回は利用するのは1ヶ月だけなので、月額でOKです。
このアプリのすごいところは、「TOEICの有名な問題集をアプリで解く」ことができるところです。これによって、いちいち本を買って問題を解く必要はありません。
これだけの本を、月額2000円弱払うだけで利用できるのは、本当にお得です。
またアプリ内で自分が何分勉強したのかを確認できるのもGOODポイント。私は「1日30分やったら自分の目標クリア!」としていたので、勉強がめんどくさい時もひとまず30分だけやろう!という気持ちでなんとか勉強が続けられました。
このアプリでとにかくTOEICの問題を解けるだけ解きます。また、アプリが自分の苦手なパートを判断してレコメンドしてくれるので、そのレコメンド通りに問題を解いていくと効率化できます。
ここでポイントなのですが、リスニングパートを勉強する際には、必ず音声の速度をあげて勉強してください。これが一番肝心。自分の耳を鍛えるには、スピードをあげてリスニングができるようにしておくと、本番本当にラクになります。
2. 本番練習だけは時間をかけて「公式TOEIC 問題集」
アプリでほぼほぼ対策は可能なのですが、唯一絶対に本を見てやらなければいけないことがあります。それは本番練習です。
TOEICの本番では、もちろんアプリを使って回答はしません。問題用紙が配られて、マークシートに記入をします。このリハーサルは絶対に必要です。
ひとまず公式TOEIC 問題集は全てやりましょう。音声はabceedの中に入っているので、アプリで再生がおすすめ。問題が2回分入っているので、私は本番2週間前の土日に時間を確保。この問題集をリハーサルと捉えて、本番と同じ時間配分でやりました。
その際に、必ず見て欲しいのが「リーディングの回答時間」です。自分に合った時間配分を探すことが得点アップの近道になります。私は以下の時間配分で実施しました。
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Part 5:苦手 10分
Part 6:わりと得意 10分
Part 7:まぁまぁ 50分
総確認: 5分
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Part 5は苦手で、点数が取りづらいので、時間はかけずにささっとすすめ、6は必ずある程度取り切り、Part 7に時間の余力を残します。
総確認で5分残しているのは、全部終わった後に確認する時間が必要だからです。こんな感じの時間配分で自分ができそうなのか、確認しましょう。
この本番リハーサルをやっておくだけで、本番に挑む際の不安が少しでも減ります。
時間がない!という人は、先ほど説明した「abceed」とこのリハだけやるでも大丈夫だと思います。
3. TOEIC特有のテクニックを学ぶ「直前の技術」
次に紹介したいのは、「TOEICのテクニックを学ぶ本」です。
TOEICは、テクニックである程度点数を伸ばすことができます。私はTOEICを受ける際に必ずこの本に立ち返って確認をしています。
実はこの本、abceedでも読めるのですが、abceedのアプリは、本を読むことには適しておらず、この本に関しては実際に書籍として購入するのがおすすめです。
各Partごとに重要な点が記載されています。「直前の技術」という名前が本当にぴったりで、直前に知ったとしても、活用できるテクニック・アイデアが盛りだくさんです。
ぜひ1点でもあげたい!という人は読んでみてください。
4. 最後に本当に重要なもの「TOEIC試験に必要な道具」
これは勉強法ではないのですが、数点あげるために非常に重要だったと思う点です。
それは、まさかの「道具」です。
みなさんマークシートに記入する鉛筆、どんなものを利用していますか?
私は鉛筆ではなく、シャープペンシルを利用しました。
それだけだと一般的なのですが、実は今のシャープペンシルは、「マークシート専用」のシャープペンシルが存在します。
上のような、マークシート用のシャープペンシルを利用することで、シートに記入する時間を少しでも少なくすることができます。私も半信半疑で利用したのですが、実施には鉛筆よりも描き心地が良く、すらすらとマークしていくことができました。
TOEICは時間との戦いです。とにかく時間を短縮できるところがあれば、短縮すべき。
数百円で数点あがると思えばお安い買い物かな、と思います。
ぜひみなさん試してみてください。
最後に
今回ご紹介したものを整理するとこんな感じです。
- 日々の勉強は、「abceed」アプリで
- 試験日2週間前から「公式問題集」でリハーサル
- 1週間前からテクニックを「直前の技術」から学ぶ
- 当日前に道具を用意
勉強を時間のない中でやっていくとしたら、最低限これだけは抑えればOKかなというところを紹介しました。
改めてですが、この対策を行っても英語力はそこまで伸びないと思います。あくまでもTOEICはテストであり、この手法はテストの形式に対して対策するものです。実際に英語力を伸ばしたいという方は別のアプローチをおすすめします。
とはいえ、勉強を継続能力を図ることや、試験に対してどうアプローチするか考えるという点においてはTOEICという指標は意義があるものかなと思います。努力した人しか高い点数は取れません。すなわち点数を持っている人は「努力できる人」です。
その努力を、遠回りせず最短距離でできるようにしたのが今回の手法かなと思います。みなさんの夢や昇進のためにぜひ役立ててください。