芸人オタクから見た「水溜りボンドの魅力」について
久々に何を書こうかなと思ったんですが、今はまっていることを書きたいなと思いなんとなく文章を書いています。というかこのブログ自体が、「好きなことを語るだけ」のブログなので、だいたい好きになったものを書くブログです
オタクやっていると、本当に何気ないところに落とし穴があって、水溜りボンドについてもその落とし穴にまんまとハマってしまいやっと1ヶ月が経過したところです。
事の始まりをしっかりとは覚えていないんですが、Youtube流し見してた際に、いくつか動画を見たのが認知したきっかけ。確か部屋の中で隠れんぼする動画かな?
そして彼らを見る視点が少し変わったのが、Youtubeがメンバーシップという各チャンネルごとの月額会員制度を開始した際に投稿された説明動画でした。
Youtubeを見る層は若い層が多く、月額数百円でも親の承諾がないと払えなかったり、クレジットカードを持っていなくて、会員になりたくてもなれない。お金を払わないと見れない動画ができることは如何なものか、という意見が多数存在する中、彼らの動画では、そんなファンに対してとっても誠実にメンバーシップのことを説明していて、かつ的確にファンの気持ちを軽くする動画でした。
私はその時どのYoutuberのファンもしてなかったんだけど、長年オタクを経験していると「その人のためにお金を使いたいけど使えない状況」というのが過去の自分にもあったので、ファンの複雑な気持ちはすっごくわかった。だから彼らの話す言葉を聞いて「ああ、この人たちは二人でしっかり話し合い、キチンと考えた上で自分の言葉で伝えている。ファンの気持ちを最優先に考えている素敵な人たちなんだなぁ」と思った記憶があります。
そこから何気なく、「水溜りボンド」という言葉に良い印象を持つようになりました。
Youtubeで動画を見る時に気にし始めました。
そしたら、世界が変わりました。
二人は紡ぐ世界は、日常の延長なのに、少し歪で、そして魅力的な世界。「みんな気になるけど、誰もやったことのないこと」をやるのがYoutuberだと言いますが、水溜りボンドの動画はそこから一捻りあって、その歪さがクセになる感じ。
あたりまえにそこに歩いていそうなのに、隣にいそうなのに、自分の世界とは少しだけレイヤーの違う世界を覗いているようなワクワク感。
そして何より、「コンビ」という魅力を最大限に引き出している二人の関係性が大好きになりました。最強に仲良しで、最高の仕事仲間なふたり。才能の塊だけど少し隙があって人間味が可愛らしいカンタくんと、そんなカンタくんを誰よりも信頼していてイカツイ男前お兄さんなのに優しくてJKなトミー、そのふたりが仲良く笑って、トークして、二人の描く世界を私たちに少しだけ垣間見せてくれる感じ。
二人とも、すごく真面目だし、伝えてくれる言葉を聞く限り、とても考えて動画を作ったりトークをしているなぁと感じられるのも素敵。カンタくんが記事で話していた「見ている人、誰一人不安にさせたくない」という言葉からも伝わるように、誰にも伝わる面白さってのを追求して努力してくれているので、安心して見れる動画ばかりです。
最近って、世間の価値観が色々変わっていって、昔笑えていたことを笑えなくなったり、いろんな部分が気になってしまったり、そんなことがあるじゃないですか。私が昔好きだった芸人さんも、番組も、今だったらきっと問題になってしまったり。昔は100パーセント笑えていたのに、今は見えていなかったものが見えてきて、素直に笑えなくなってしまった。
決してそれが悪いとかいうわけではなくて、「笑いの価値観の変化」だと思うんです。だから、丁度過渡期の現代のお笑いの価値観に合致するものを見つけるのが大変で、うーんと思うことも多いんですよね。
だからこそ、二人の動画から伝わってくる「安心感」ってとっても重要で、こんなに安心感がある、「笑い」って久々でそれがすっごく嬉しかった。素直に笑える、誰に対しても面白い!っていって大丈夫なものに出会えたことに感謝です。
私トミーの言葉で「過激なお笑いである必要はなくて、お笑いに対する姿勢が過激であればいいと思う」という言葉がめちゃくちゃ刺さったんですよね。
これ読んだ時に私びっくりしたんですよ、こんな深い言葉を言える人なかなか居ないなって。今まで曲がりなりにもお笑い見てきた自分も共感できるすごい名言だなと思いました。
お笑い自体が"とんがっている"絶対的な必要性はなくて、お笑いに対しての姿勢がどれだけ"とんがれるか"。面白いことに一直線で、貪欲で、そうしていけばお笑いは"過激"で"面白く"なる。まさに水溜りボンドだなぁと。
お笑いオタクなので、どうしても芸人というフィルターを通してみた水溜りボンドについて話してしまいましたが、彼らはあくまでも"Youtuber"なのでそこはご了承ください(笑)
上記の話で気になった方は下記を見てくれると、彼らのことがよくわかります。